67camper's Blog

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ギター相手のサラにはいつも感服してしまうね!

2013-01-09 22:08:52 | jazz & vocal

Sarah+2/Sarah Vaughan
(Routelle R-52118, FSR reiisue)

 パブロの"How Long Has This Been Going On?"ってアルバムがあるのですが,このB面でサラは共演ミュージシャン各々とスリリングなデュオを聴かせてくれますよね。円熟した大歌手となった彼女と伴奏陣との絡みが美しい録音で録れている愛聴盤のひとつです。この録音が78年ですからそこからさかのぼる事16-17年、ルーレット時代にギター,ベースのみを相手にした2枚のアルバムをリリースしています。一枚は有名なMundell Loweを相方にした"After Hours"ですが、今回はこの続編とも言うべきBarney Kessellとの共演盤”Sarah+2"をアップいたします。

 伴奏はBarney Kessel(g)とJoe Comfort(b)の2人のみです。この際,ベースはあんまり関係ありません。前述”How Long~"のJoe Pass, "After Hours"のMundell Lowe, そして本アルバムのケッセルという聞き方をしても面白いかも知れませんね。何よりギターバックにスタンダード中心の選曲で聴かしてくれるのが良いですし,ケッセル贔屓の管理人にとってはマンデル・ロウよりはケッセルなのです。冒頭の"Just In Time"に始まりA-2"When Sunny Gets Blue"と展開していくくだりはジャジーでカッコいいサウンド&ボーカルですね。B-5の”All Or Nothing At All"も大好きなナンバーという事で敢えてこの盤のアップとなりました。

 所有盤はFSRの再発ですが,録音もまあまあで気に入っています。ジャケが余りいかしていませんがサラのボーカルとケッセルのギターと言う絶妙のコンビネーションが聴ける好アルバムと思います。