"This One's for Basie"/Buddy Rich
(Verve 23MJ3362, jp reissue)
VERVEを代表する白人ドラマーと言えば,Buddy RichとLouis Bellsonでしょう。特に前者は軽妙なボーカルまで聞かせてくれることから本邦では人気が高いですよね。本日は,西海岸の実力派が作る分厚いアンサンブルを相手に持ち前のダイナミックなドラミングを展開する11ピースのビッグコンボによるベイシー曲集をアップいたします。
メンバーはConrad Gozzo, Pete Candoli, Harry Edison(tp), Frank Rosolino(tb), Bob Enevoldsen(vtb, ts), Bob Cooper(ts), Buddy Collete(ts, bs, fl), Jimmy Rowles(p), Joe Mondragon(b), Bill Pitman(g), Buddy Rich(ds)の11人です。アレンジにMarty Paichを登用し,アンサンブルとソロを見事に調和させスウィングさせるさまは流石年か言いようがありません。A−1に意表をつくかのように持って来たスローナンバー"Blue and Sentimental"が好きですね。ハイライトはB-1の人気ナンバー"Jumping At The Woodside"に聞かれるリッチのロングソロは華やかでリッチの人気を裏付けるような好プレイでしょう。最後の”9:20 Special”もいい出来ですよね。
所有盤はポリドールがリリースした再発盤ですが,ブルーのカバーがやけに印象に残る一枚でもありますね。
恐らくバディ・リッチだと、貴殿からコメントがいただけるのではないかなどと密かに思っていました。いつも訪問していただきありがとうございます。
ノーグランでお持ちとのこと,うらやましいです。この国内盤再発は,ポリドールとしては異例の薄い紙ジャケでした。自分もジャケ欲しさにコンディションの悪い当盤のオリジナルを狙ったことがありますが,競り負けました(笑)。
camperさんも特筆してるように、ホント、マーティ・ペイチのアレンジっていいんですよね。適度に軽くしかしジャズっぽいリズム感のあるアレンジ・・・いいです!
そのCDをうんと気に入ってそれからこういうドラマーのリーダー作品にも偏見がなくなりました(笑)要はいい管奏者が入ってればいいんですよね。
縁があるというのは・・・ちょっと前に運良くNorgran盤(黒ラベル)を入手できたのですよ(笑)うんと割安でしたのでそれはたぶん・・・リーダーがバディ・リッチということで、やはり一般のジャズファンには人気薄なのかもしれませんね。