Doing Dixie Twist/KIng Curtis
(True Sound 15009)
Prestigeといえばモダンジャズを代表する3大レーベルの一つですが,ここには多くの傍系レーベルが存在します。最も有名なのが,New Jazzでここには多くのヒットアルバムがあることは皆さんご存じのとおりです。次いでMoodsville, Swingville, Bluesvilleとくる「~ville」シリ−ズです。このあたりまではジャズファンなら収集対象でしょうが、本日アップするTRU-SOUNDとなるとかなりコアなファン,ゲテもの好きでなければ辿り付けないですよね。このレーベルの大スターが本日アップのホンカー、King Curtisです。14枚のうち彼のリーダー盤が3枚と言いますから,彼のスタイルそのものがレーベルイメージになっていると言っても過言ではありません。R&B色の強いサックスで、ソウルフルな演奏を聴かしてくれます。
メンバーはKing Curtis(ts), Britt Woodman(tb), Paul Griffith(p), Billy Butler, Carl Lynch(g), Jimmy Lewis(b), Ray Lucas(ds)がクレジットされています。本アルバムではデキシーの名曲をダンサブルなR&Bスタイルで演奏したものですが,モダンジャズファンにはいささか戸惑いがあり,通して聴くにはやや根性がいる感じです。選曲についても、A面では"Sweet Georgia Brown", "Alexander's Ragtime Band", "St. Louis Blues", B面では”When The Saints Go Marching In", "St. James Infirmary"と有名曲が並びますが,期待しすぎると「?」かもです。
所有盤はTru-Soundのパープルラベル,ステレオオリジナルです。やはりケリーが入った親ラベルのSoul Meetingの方がおすすめかもしれませんね。
カーチスのテナー,確かにマイナーですよね。JAZZ関連はボーカル含めこの記事で1303件になりますから,もうかなりネタ切れなのです(笑)。
たまたま暑い日にホットな一枚をアップしたところ眼に留まったようですね。これからも宜しくお願いいたします。
しかも、今このアーティストを話題にしている人が世界中で何人いるでしょうか?
そこが素晴らしい!!
ついまたお邪魔してしまいました。
今後も教えてください。