relaxing after hours with WILLIE SMITH and his friends/Willie Smith
(EmArcy MG26000)
(EmArcy MG26000)
ウィリー・スミスこの名前を聞いて思い出すのは、1947年のパサデナのライオネル・ハンプトンのスターダスト・セッションです。あのくねるようなきれ いな音色で有名なテーマを奏でるアルトプレーヤーと言えば皆さんご存知ですよね。あるいはナット・キング・コールのアフター・ミッドナイトの冒頭、 "JUST YOU, JUST ME"でナットのボーカルのバックでオブリガートをいれるスミスのアルトにニヤッとされた方も多いと思います。そのプレイはキャノンボールやベニー・カー ターに通じる太くて芯のある音色で、時にはホッジス思わせる揺れるようなリリカルなアルトのようにも聞こえます。
このエマーシーの10インチ盤はウィリー・スミスのアルトプレイを全編に渡って楽しむ事が出来る数少ないリーダーアルバムと思います。前述 のパサデナのライブの少し前、1945-1946年の録音です。ナンバーもMG26000とキリ番で当時のエマーシーがこれぞと思いリリースした背景が眼 に浮かびます。スウィングナンバーに加え、"THE WAY YOU LOOK TONNIGHT", "MY OLD FLAME", "SEPTEMBER IN THE RAIN", "WILLOW WEEP FOR ME"などのスタンダードも多く演奏時間は短いですがウィリー・スミスのアルトを堪能できます。
ギターにレス・ポール、ピアノにアーノルド・ロスが参加しており彼らの好演も聴かれます。カバーはバックにニューヨークと思われる街を配し 薄い紫でウィリーの名前ロゴとアルトのイラストが描かれたもので、派手さはないですが初期のエマーシーらしいカバーですね。
この「ウイリー・スミス」10インチ・・・なぜか僕も持ってましたよ(笑)スター・ダストの出だしのあの「せせり上がり奏法」はどうやらスミスの得意技のようですね。この盤でも随所に出てきますね(笑)僕は、スロウで演奏される[the way you look tonight]
が一番好きですね。スミスの音は・・・>太くて芯のある音色で、時にはホッジス思わせる揺れるようなリリカルなアルトのようにも聞こえます~そうですね。camperさんのおっしゃる通りですね。ひとつ加えれば・・・初期のルー・ドナルドソンも、この人のプレイには、かなり影響を受けてるように思います。それと僕の手持ち10インチはジャケットも同じデザインですが、全体の色合いが「くすんだ緑がかった」感じです。WILLIE SMITHの文字だけ「くすんだピンク色」です。
camperさんのものは全体にセピア系のように見えますが、ひょっとして2種あったんですかね?
また機会があればBLOGにアップしていただければと思います。“10インチ”特集なんてタイトルならbassclefさん、いろいろな見解が出てきそうで楽しみです。よろしく(笑)。
だったのです。全てテナーだ。高音に特徴のあるとレンペットも入っている・・・う~ん、これは・・・。emarcyでテナーの名演「オールド・フォークス:と言えば・・・やはりベン・ウエブスターしかいない。で、調べたら、この4曲は間違いなくウエブスターの「Big Tenor」B面の4曲だったのです。
高音を潰したような音で吹くペッターも「ファーガスン」なら間違いない。ということで・・・僕の手持ち「Willie Smith」は、残念ながらミスプレスされた「半人前」だったのです(笑) まあいいか・・・A面だけでも素晴らしいので(と負け惜しみ:笑)
ジャケットの色違いの真相はそこでしたか。
確かにBIG TENORにold folks~you're my thrillの下りはありますね。カバーのクレジットはどうなってるのですか?
B面トップは九月の雨です。
でも、そういうミスプレス盤に出会うぐらいですからコレクションの豊富さがわかりますね。自分もラベルがAB逆のを経験しています。もっとひどいのはアメリカから届くと、カバーはそれなのに違うLPが入ってたり・・・(Eddie Chamblee!、Dave Grusinで2回もありました。クレームしてrefundしてもらいましたが・・・トホホです。)
コレクションしてるといろいろありますね。
ご存じの通り、これは Keynote 原盤です。機会があれば Keynote の SP で是非聴いてみて下さい。
なお、Mercury 的には、この10インチLP は MG-25075 が初出となります (2曲差し替えられていますが)。
そうか、ひょっとしてMERCURY25075の方にBEN WEBSTERが入ってますか?
同じカバーですかねぇ?
bassclefさんが、ベン・ウェブスターが入ったこのLPがあるとコメントしてくれてましたが、Shaolinさんが言われるところ以外とヒントがあったりして・・・