67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

Willie Smith

2006-04-07 06:33:20 | jazz & vocal
relaxing after hours with WILLIE SMITH and his friends/Willie Smith
(EmArcy MG26000)

 ウィリー・スミスこの名前を聞いて思い出すのは、1947年のパサデナのライオネル・ハンプトンのスターダスト・セッションです。あのくねるようなきれ いな音色で有名なテーマを奏でるアルトプレーヤーと言えば皆さんご存知ですよね。あるいはナット・キング・コールのアフター・ミッドナイトの冒頭、 "JUST YOU, JUST ME"でナットのボーカルのバックでオブリガートをいれるスミスのアルトにニヤッとされた方も多いと思います。そのプレイはキャノンボールやベニー・カー ターに通じる太くて芯のある音色で、時にはホッジス思わせる揺れるようなリリカルなアルトのようにも聞こえます。
  このエマーシーの10インチ盤はウィリー・スミスのアルトプレイを全編に渡って楽しむ事が出来る数少ないリーダーアルバムと思います。前述 のパサデナのライブの少し前、1945-1946年の録音です。ナンバーもMG26000とキリ番で当時のエマーシーがこれぞと思いリリースした背景が眼 に浮かびます。スウィングナンバーに加え、"THE WAY YOU LOOK TONNIGHT", "MY OLD FLAME", "SEPTEMBER IN THE RAIN", "WILLOW WEEP FOR ME"などのスタンダードも多く演奏時間は短いですがウィリー・スミスのアルトを堪能できます。
  ギターにレス・ポール、ピアノにアーノルド・ロスが参加しており彼らの好演も聴かれます。カバーはバックにニューヨークと思われる街を配し 薄い紫でウィリーの名前ロゴとアルトのイラストが描かれたもので、派手さはないですが初期のエマーシーらしいカバーですね。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こちらの10インチは薄緑色・・・。 (bassclef)
2006-04-07 21:35:17
67camperさん、こんばんわ。拙ブログ<夢見るレコード>への素早いコメントをありがとうございました。あちらにもあとでコメント返しを。

この「ウイリー・スミス」10インチ・・・なぜか僕も持ってましたよ(笑)スター・ダストの出だしのあの「せせり上がり奏法」はどうやらスミスの得意技のようですね。この盤でも随所に出てきますね(笑)僕は、スロウで演奏される[the way you look tonight]

が一番好きですね。スミスの音は・・・>太くて芯のある音色で、時にはホッジス思わせる揺れるようなリリカルなアルトのようにも聞こえます~そうですね。camperさんのおっしゃる通りですね。ひとつ加えれば・・・初期のルー・ドナルドソンも、この人のプレイには、かなり影響を受けてるように思います。それと僕の手持ち10インチはジャケットも同じデザインですが、全体の色合いが「くすんだ緑がかった」感じです。WILLIE SMITHの文字だけ「くすんだピンク色」です。

camperさんのものは全体にセピア系のように見えますが、ひょっとして2種あったんですかね?
返信する
へーっ! (67camper)
2006-04-08 03:14:38
bassclefさん、こんばんわ。日本国内に100枚あるでしょうかねぇ?このアルバム。それをすくなくても2枚は我々で所有していると思うとすごいですね?あるいは結構ポピュラー盤なのかなぁ?初期のルーですか。そうですね。言えてます。ジャケの色合いがちがうとは興味がありますね。

また機会があればBLOGにアップしていただければと思います。“10インチ”特集なんてタイトルならbassclefさん、いろいろな見解が出てきそうで楽しみです。よろしく(笑)。
返信する
ウイリー・スミス~1枚半・・・。 (bassclef)
2006-04-08 09:15:35
camperさん、10インチ特集」いいですね(笑)でもそれはcamperさんこそ、ぜひやってください(笑)ところで・・・残念なお知らせです。昨晩、この[Willie Smith]A面しか記憶になかったのでB面も聴きなおしてみたのですよ。そしたら・・「オールド・フォークス」が流れてきたのです。それにこの音色はどう聴いてもテナー!「ぶおおおっ~」響かせるさまは・・・まるでベン・ウエブスターじゃないか・・・。2曲目、3曲目は知らない曲。そして4曲目はyou're my thrill

だったのです。全てテナーだ。高音に特徴のあるとレンペットも入っている・・・う~ん、これは・・・。emarcyでテナーの名演「オールド・フォークス:と言えば・・・やはりベン・ウエブスターしかいない。で、調べたら、この4曲は間違いなくウエブスターの「Big Tenor」B面の4曲だったのです。

高音を潰したような音で吹くペッターも「ファーガスン」なら間違いない。ということで・・・僕の手持ち「Willie Smith」は、残念ながらミスプレスされた「半人前」だったのです(笑) まあいいか・・・A面だけでも素晴らしいので(と負け惜しみ:笑)
返信する
ミスプレス (67camper)
2006-04-08 12:16:36
bassclefさん、そうでしたか。

ジャケットの色違いの真相はそこでしたか。

確かにBIG TENORにold folks~you're my thrillの下りはありますね。カバーのクレジットはどうなってるのですか?

B面トップは九月の雨です。

でも、そういうミスプレス盤に出会うぐらいですからコレクションの豊富さがわかりますね。自分もラベルがAB逆のを経験しています。もっとひどいのはアメリカから届くと、カバーはそれなのに違うLPが入ってたり・・・(Eddie Chamblee!、Dave Grusinで2回もありました。クレームしてrefundしてもらいましたが・・・トホホです。)

コレクションしてるといろいろありますね。
返信する
Unknown (Shaolin)
2006-05-03 18:51:27
はい、国内3枚目です (笑)



ご存じの通り、これは Keynote 原盤です。機会があれば Keynote の SP で是非聴いてみて下さい。



なお、Mercury 的には、この10インチLP は MG-25075 が初出となります (2曲差し替えられていますが)。
返信する
ミスプレスの答え? (67camper)
2006-05-04 18:57:23
Shaolinさん、自分はSP、EP盤の話になるともうお手上げです。

そうか、ひょっとしてMERCURY25075の方にBEN WEBSTERが入ってますか?

同じカバーですかねぇ?

bassclefさんが、ベン・ウェブスターが入ったこのLPがあるとコメントしてくれてましたが、Shaolinさんが言われるところ以外とヒントがあったりして・・・
返信する

コメントを投稿