Out Of This World/Walter Benton
(Jazzland JLP28, jp. reissue)
先日,ブラウニーのBEST COAST JAZZをアップしましたが,此の中で逞しいテナーサックスを披露していたのが,本日アップのWalter Bentonです。ベントンは米国兵として日本に駐留したことがあり,秋吉敏子さんなどとも親交があったと言います。 1930年LA生まれでラッキー・トンプソンを師と仰いでいたとと言いますから,結構古いプレイヤーですね。リーダーアルバムはこのジャズランド盤しか個人的には知りません。本日はこのジャズランド盤をアップします。
さて,このアルバム、ベントンのテナーに触れることも重要なのですが,サイドメンの素晴らしさで人気があるのではと想像します。メンバーはWalter Benton(ts) Freddy Hubbard(tp), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb, Albert Heath(ds)というクインテット編成で,ケリートリオを核としたプレイが聴けるのが嬉しい限りです。冒頭のA-1のタイトル曲からケリーが大活躍でトレモロを駆使したケリー節が聴けます。ブルースあり,バラードありの全7曲ですが,A-3の”Iris"やB-3の"Lover Man"等のバラードにおけるベントンの雄大なプレイは聴きごたえ充分です。フレディのトランペットもブリリアントな魅力に溢れています。さすがのメンバーとしか言いようがありませんね。
所有盤は国内盤再発です。隠れた名盤というには,ちょっと無理があるでしょうかねぇ?・・・。
自分の盤も、その国内盤がでた時に購入したものです。おそらくこの一回しかリリースされてないのかも知れません。
サイドメン、凄いでしょ!
このころのケリーは神がかってますね。
ケリー、フレディともに快演です。