He Loves Me, He Loves Me No/Chris Connor
(Atlantic 1240)
ケントン楽団出身の白人女性シンガーはアニタオデイ,ジューン・クリスティ,クリス・コナー、そして後にケントン自身の妻にもなったアン・リチャーズの4人が良く知られていますよね。いずれもハスキーな声が特徴でファンも多いです。自分も結構な枚数を所有していますが,本日はクリスのアトランティック時代の一枚をアップいたします。
佳作の多いクリスのリーダー盤では,やはりベツレヘム時代のボーカルが人気があるのかも知れません。でも,ベツレヘム時代の生きのよさは少し影をひそめますがしっとりとした情感で唄われるアトランティック時代も捨て難い魅力がありますよね。また、ボーカル盤では重要な要素となるジャケ写について考えますと、有名な10インチをはじめとするモノクロ基調のベツレヘム時代のカバーの素晴らしさは言うまでもありません。アトランティック時代のカラーのカバーも美しくて好きですね。本日は内容的には不満もある方も多いでしょうが、ジャケの美しさでついつい手に取ってしまう”He Loves Me, He Loves Me Not"をアップいたします。芝生に顔を付けたコナーの顔半分を上角に配し、浅い被写界深度でボケを大きく使ったカバーアートはクリス盤,いやアトランティックレーベルを代表する好カバーとも言えるのではないでしょうか?演奏はラルフ・バーンズのオケで全曲バラードと言う構成はやや通して聴くにはしんどいかも???それでも"Angel Eyes"や“But Not For Me"は個人的にも大好きですね。
所有盤はブルズアイのラベルですからセカンドでしょうか?モノラル盤です。とにかく,コーティングの効いたこのカバーだけで所有する価値が生まれてくるような一枚ですね。
いいですね。クリスコナーってこんなにもよかったんですね。もっと怒鳴っている印象があったのは、選んだ盤が悪かったのですね。
CDででてるんですね。
クリス・コナーのアトランティク盤はどれも聞き所が多いと思いますよ。いくつかきけば、必ずはまります。
ベツレへムとアトランティックはすべて楽しめると思います。本作はバラード主体ですが、スウィンギーに唄うクリスもジャジーでカッコイイですよ。ケントン楽団のシンガーはどれも二重丸ですね!
ボーカルものはカプリングCDが多いようですね。
一粒で2度美味しいからいいですね。
ジャケが味気ないかも知れませんが、CDですからそんなもんですね。
ベツレヘム盤もぜひ聴いてみてください。