I Remember Tommy.../Frank Sinatra
(Reprise R-1003)
久々にシナトラを聴いてみます。シナトラのリプリーズ時代と言うと、どうもピンと来ないアルバムが多いですよね。ご存知のようにリプリーズレコードは1961年カリフォルニア州バーバンクにシナトラが自ら設立したレーベルとして知られていますよね。コアなシナトラファンはいろいろとご意見がありましょうが、個人的にはこのトミー・ドーシーのトリビュート盤が最も好きですよね。トミー・ドーシーは偉大なるバンドリーダーであるとともにシナトラをスターダムにのしあげた超本人でもありますので、シナトラにとっては特別でレーベル設立とともにトリビュートを考えたのかも知れませんね。
63年録音で演奏はコレまた旧友のサイ・オリバーです。トミーとのコラボで十八番だった"I'm Getting Sentimental Over You", "Imagination", "I'll Be Seeing You"などの再演が聴けます。シナトラは50才を迎える前の歌唱ですが例のドライで迫力のある歌唱は健在ですね。
所有盤はリプリーズのオリジナルです。この凝った窓開きgatefold coverが最高ですね。窓の中にシナトラ,にっこり笑うトミーのイラスト、カッコいい!!
20年近く前の話ですから5000円で国内盤と云うのはちょっと勇気がいる金額でした。
買った次の月,安価でCD化されがっかりしたものです。
そのとき新譜情報をいち早く入手するために、これをきっかけにSSJに入会しました。
でもその後渡米時、オリジナルを5ドルで入手したときに拍子抜けしてしまいました。
さすがに5000円の国内盤は引いてしまいますね。自分のレコード棚にも一枚だけありました。ズートのデュクレトムソン,これだけですこれだけです。
米国のオリジナルの5ドルは愕然としますね。
SSJってSinatra Society of JAPANのことですよね。そんなクラブができるのもシナトラならではですよね。