Just Sings/Buddy Rich
(Verve MV2689, reissue)
ジャズプレーヤーのヴォーカルは時にゲテモノ、オヤジ芸に終わっているケースも多いと思います。Buddy Richはverve特にclef,
norgran時代を代表するドラマーですが、彼のボーカルは渋い声で一見(聴?)シナトラ風ヴォーカルで、他にもverveの"Sings
Johnny Mercer"やMercuryの"The voice is
Rich"などは一聴に値するヴォーカルアルバムです。ここではBen Webster(ts), Harry Edison(tp),
Paul Smith(p), Howard Roberts(g), Joe Mondragon(b)の伴奏陣を従え、"Between the
Devil and the Deep Blue Sea", "It's Alright With Me", "Over the
rainbow", "It's only a Papermoon", "Cheek to Cheek", "It Don't Mean a
Thing",
"That Old
feeling"等のスタンダードの歌唱が聴くこととができます。当然、Richがドラムを叩いているのかと思ったら、なんとドラムはAlvin
Strollerに任せて、自分はヴォーカルに専念するといった入れ込みようです。
プレーヤーのヴォーカルの代表は、なんと行ってもサッチモ御大でしょうが、他にもChet Baker, Oscar Peterson,
Kenny Burrell, Kenny Dorham等がヴォーカルアルバムを出していますね。こういったヴォーカルを聴いてみるのも面白いですね。
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