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Moods For Girl And Boy/Harry Carney
(Verve MGV2028 jp reissue)
(Verve MGV2028 jp reissue)
ジャズ界でバリトンサックスと言えば何と行ってもジェリー・マリガンがその筆頭である事は言うまでもありません。しかしジャズ史に燦然と輝くデューク・ エリントン楽団のバリトンサックスプレーヤー,ハリー・カーネイは忘れる事が出来ないプレーヤーですよね。長きに渡りこの楽団を支えた偉大なプレーヤーで ありますが,ことリーダー盤となると極めて少なく,自分のライブラリーにもこのアルバムしかありません。同じ、サックスセクションをつとめていた楽団の金 看板アルトのジョニー・ホッジスがリーダー作が多いのとは対称的ですよね。こう言う意味では、楽器は違いますがベイシー楽団のフレディ・グリーンと似た感 じと言えるかも知れません。
さて,このアルバムはストリングス入りで,ストリングス入りとなるともう簡単に敬遠され得る節もあるようですが,これしかないのだから仕方がないです。 しかしながらカーネイの素朴で力強いサウンド,フレージングは余すところなく発揮されていますのでカーネイを楽しむにはむしろこの方が良いのかも知れませ ん。サイドメンもエリントン楽団からレイ・ナンス、ジミー・ハミルトンが参加しており、かつてエリントニアンだった?(記憶に間違いなければですが)ベー スのウェンデル・マーシャル,ドラムのルイ・ベルソンのプレイも聴くことが出来ます。演奏曲も"A Ghost of A Chance", "Take The A Train", "I Got It Bad"と得意のナンバーが並びます。B面2曲目の"It Had To Be You"のプレイは豪快な音色の中に繊細な彼のスタイルがみられ最高の出来と思います。
もちろん国内盤再発です。でもこの盤凄く分厚く,flat edgeです。日本も再発の時に結構オリジナルを意識していたような印象ですね。頭を寄せ合う恋人同士のカバーデザインも秀逸ですよね。
このジャケット・・再発か中古かで見覚えあります!カーネイは当然エリントンでしか聴いたことありませんが独特の黒い(と私は感じます)バリトンが何とも言えず良いです。
camperさんのコメントを読むにつれこの盤見送ってしまったこと後悔ですね。カバーも見事ですし。レコードは見つけた時に買え!の鉄則忘れるべからずでしょうか(笑)
鉄則,まさにそのとおりです。
自分はこの鉄則を可能な限り貫いている部分があるんですよ(笑)。
かなり資金繰りが大変ですけどね。
カーネイはこれしかないから次はゲットですね。
スタジオ中心に活動しているサックス奏者は、ハリー・カーネイの得意技、長いフレーズを一息で吹ききってしまうところを目標に修練を積むそうですね。
十代の頃からトッププレイヤーだった凄い人でした。
カーネイのリーダーアルバムは少ないですよね。
エリントン楽団のプレイの方が、なじみ深いですよね。
でも,このカバーは捨て難い。
中がどうでも買いたい気持ち,自分もよくわかります。