ROJO/Red Garland
(Prestige 7193)
Red Garland...言わずと知れたMiles Davis
Quintetのピアニストです。リリカルなシングルトーンとブロックコードでのソロはやっぱり彼の最大の個性と思います。飛び跳ねるよう暖かい彼のブ
ロックコードを聴いていると、このROJOの盤質の悪さも忘れてしまいます。PRSTIGEのオリジナルですが自分の雨降り(noiseの多い)アルバム
の代表です。(Prestige 7193)
bassはGeorge Joyner, drumsはCharlie PersipさらにチャカポコのRay Barrettoが加わったQuartetの演奏です。いつものトリオフォーマットと違いさらにリラックスした気持ちのよい演奏です。かの有名な GROOVYをはじめprestigeにはたくさんのリーダーアルバムがありますが、この辺りのややマイナーなアルバムにも彼の個性はあふれんばかりで す。バラード、ブルースどちらでもOKの彼独特のフレーズをマイルスも気に入ったのでしょう。
ガーランドが1980年前後に来日したことがありましたよね。この時はアルトのLou Donaldsonと一緒でbassはこのアルバムのJoyner, drumsはJimmy Cobbだったと記憶しています。学生の時で、金がなくて行けなかった苦い思い出があります。無理してもライブで聴いておけば良かったなあ・・・