67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

煽るローチ,躍動するジョーダン&マル

2013-01-06 14:06:50 | jazz & vocal

'speak, brother, Speak!'/Max Roach
(Debut  japan reissue LR-8819)

 訳せば『同志よ!主張せよ』という感じでしょうか。ミンガスが主催するDebutが原盤であれば、何らかの主張が込められているのは容易に想像がつくところです。そしてミンガスの盟友とも言えるローチの公民権運動に加担する政治的な動きは有名な話しですが、こんな主張とは無関係に純粋に演奏を楽しめるアルバムが本日アップの"Speak , Brother, Speak"だと思います。

 メンバーはClifford Jordan(ts), Mal Waldron(p), Eddie Khan(b), MAx Roach(ds)のカルテットです。サンフランシスコのJAZZ WORKSHOPでのライブ演奏で,火の出るようなソロの応酬が聴けます。各面1曲の長尺演奏ですが、各人に充分にソロスペースが与えられ、5スポットのドルフィ的な演奏に共通性を感じるのは自分だけでしょうか。特にA面タイトル曲がすばらしい!クリフ・ジョーダンと言えば自分にとってはアルバム的には"In The World"なのですが,演奏的にはワンホーンと言えるこの盤に軍配を挙げたいですよね。黒いサウンド,ときにロリンズ的に逞しいフレージングが最高です(B面ではコルトレーン的ですよね!)。またマルのロングソロがワルツタイムに載って展開されます。モールスもありますがとにかくスウィングしています。勿論,御大ローチのメロディックなドラミングも期待通りですね。

 所有盤は東芝が出した国内再発見本盤です。何とレッドビニルにホワイトラベル(見本盤)です。ライブですが録音が良いですし,彼らの熱気溢れるソロが堪能できます。オリジナルは凄いだろうね!


無名フロントラインの活躍が見逃せない'Hammond' Smith

2013-01-05 05:44:42 | jazz & vocal

A Little Taste/Johnny 'Hammond' Smith
(Riverside RM496)

 オルガンはほとんど対象外としているリスナーも結構おられると思いますが,管理人は時々思いついたように聴きたくなるときがあるのです。この楽器が入ると,途端に黒くなりアーシー,ファンキー,グルービー,ソウルフルな味わいになりますよね。もちろん筆頭,パイオニア、開祖であるジミー・スミスの素晴らしさはサイドメンを含めて聴き応え充分ですが、脇を固めるいわゆるコテコテオルガニストも捨て難い味わいがあります。こんな味わいこそをタイトルにしたのかどうかは要る由も無いですが,本日は"A Little Taste"と題されたJohnny 'Hammond' Smithのリバーサイド盤をアップいたします。

 メンバーに知名度ではやや落ちる2管を配しており、ソウルフルでアーシーなプレイのHouston Pearson(ts)と行きの良いVirgil Jones(tp)が大活躍します。オルガンジャズ盤には鉄板的なギタリストがおらず,スミスのオルガンとLuis Taylor(ds)からなるカルテット演奏です。A面ではシルバーの"Nica's Dream"がいいですね。お馴染みのテーマからVirgilのラッパがミッチェル真っ青の好ソロが聴けます。A-2の"Cleopatra And The African Knights"のエキゾチックなムードも好みです、B面ではB-2のバラード”Eloise"が聴きものです。スミスのロングトーンを生かしたバラードプレイはアルバムのハイライトだと思います。

 リバーサイド末期の録音,ターコイズラベルのモノ盤です。ややスミスの音が遠く聞こえるのが残念ですね。リバーサイド録音は長期に契約状態にあったプレステッジエラの間に位置しますが,この後プレステッジに戻るとよりファンク色を増して来ます。スミスのストレートアヘッドなオルガンジャズが聴ける最後のアルバムかも知れませんね。


グループコンセプトのモンクスミュージックなら・・・

2013-01-04 03:58:37 | jazz & vocal

Brilliant Corners/Thelonious Monk
(Riverside 12-226)

 昨年まで,約1400枚のジャズ,ボーカルアルバムをアップして来ましたが,やっぱり長くやっていると更新もまばらにならざるを得ませんし,簡単に文章化できるアルバムも減って来たなぁと痛感せざるをえないこの頃です。年頭に当たり、イージーなアルバムでお茶を濁す訳にもいかず,セレクトして来たのがこれです。鬼才セロニアス・モンクの最高傑作に挙げる方もおられるBrilliant Cornersです。

 このアルバムはモンクがこれまでリーダーを務めたアルバムがソロだったり,トリオだったりが中心できたところを打ち破り、ホーンを加えてグループコンセプトで綴るモンクスミュージックという大きなターニングポイントとなったアルバムと考えられモンクのバイオグラフィを語る上では避けて通れない一枚とも言えます。メンバー紹介は不要かも知れませんが、フロントにErnie Henry(as), Clark Terry(tp), Sonny Rollins(ts)を配している点が興味深いですよね。特にロリンズは”I Surrender Dear"のモンクのソロ曲以外は全曲参加,そしてB-1”Bemsha Swing"でヘンリーがテリーに変わりフロントラインを形成しています。そしてモンクもB-1"Panonica"でcelesteを引っ張り出している点も注目です。まさにバラエティに富んだ曲構成とロリンズを中心としたフロントラインの動きなど多彩なコンセプトを凝縮した意欲作と言えます。カバーのモンクを五方向から捉えたジャケ写もそのコンセプトを表すようですし,修行僧のように笑う事の無いモンクの笑顔が中心に使われている点も見逃せません。ベースはOsca Pettiford, Paul Chambers(Bemsha Swingのみ)が交代で弾き,ドラムはMax Roachという豪華な顔ぶれです。OJCで購入当時、A-1タイトルチューンの冒頭のホーン群のユニゾンでそのへんてこりんな和製感覚にアレルギーを感じてしまった自分は結構苦手だった一枚でもあります。むしろB面が好きだった訳ですが,今でもそれは同じですね(笑)。

 所有盤はリバーサイドのマイク&リールのブルーラベル,Deep Grooveのモノ盤です。音はモノ針で聴くとロリンズの荒削りなサウンドが妙に良くて最近はまっている一枚になっています。やっぱりリバーサイドのモンク,良いです!


偶然の再開,福井のK氏とDR.K

2013-01-03 00:15:23 | Volkswagen

 超びっくりです。この2ショット!場所は高松道の豊浜サービスエリアです。1/2、DR.Kは伯父さんのポルシェの乗せてもらうとの事で高知から丸亀まで行って来たようです。その帰路のサービスエリアでキャンパーを見つけ「写真を撮らせてください。」とオーナーさんに声をかけたらしいのです。遠目にタイプ2を見たDR.Kはナンバーを確認する前に白のアーリーキャンパー,前後のルーフラック,"Slow Moving Vehicle"のデカールから「ひょっとして東京のZさん」っておもったらしいのです。「福井ナンバー?・・・」「じゃあ,ひょっとしてKさん」(でもスリムになってるし・・・)と頭の中は混乱状態だったらしい。そして「高知の67camperの息子です」と話しかけ一件落着です。どうやらK氏,愛媛/今治まで旅行中だったらしいのです。恐らくK氏とDR.Kは2008年の富山IOXのイベント以来の再会でしょうから、当時は小学校低学年,今は中1ですが身長170cmをこえる長身となり、K氏も変貌ぶりに気付かなかったに違いありません。でもって少しの時間,VW談義をして来たらしいのです。

Kさん、本日は息子がお世話になりました。旅の途中に時間をさいていただきありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。それにしてもVWを見ると気軽に声をかける積極性,それを他でも発揮してもらいたいモノです。


人並みに初日の出を拝み,初詣へ

2013-01-02 09:23:34 | Weblog

 今年の元旦は穏やかな一日でした。インターネットで日の出の時間を調べていつものウォーキングへ出発です。元旦限定、カメラ持参のウォーキングです。東京6:50,高知7:10と記載があったので7:00、自宅を出発です。普段なら35分間のウォーキングなのですが景色はもうしっかり見える明るさなのですが太陽は見えません。そうなんです、自分の住む街は東側にに山があるのです。普段より,コースを延長して太陽を待ちます。丁度,JRの跨線橋にかかったところで初日の出を捉える事が出来ました。オレンジの光がパァーっと刺して来る瞬間がきれいですね。

 自宅に帰って来て正月飾りの玄関を撮影です。毎年,同じレイアウトですが、こうしないと正月気分が盛り上がらないのも事実です。カメラ持参の散歩も良いですね。ミラーレスは小振りでポケットにも収まるところが良いです。

 10:00になり実家に年始の挨拶に向かいます。子供達が大きくなりビートルでの移動は狭くて嫌がられるため,元旦早々キャンパーの登場です。元旦からキャンパーをくりだすあたりが67camperの真骨調です。挨拶とはいっても子供達にとってはお年玉集めの集金訪問のようなモノなのですが・・・。何処の家庭も同じでしょうけど。

 そして,昨年の大イベント,DR.Kの中学入試合格にご利益発揮の高知・潮江天満宮への初詣に向かいます。元旦参拝は久しぶりです。昼過ぎに到着したものの凄い混雑でした。参道まで続く長い列に入り参拝をすませて来ました。今年は元旦らしい一日でスタートをきる事が出来ました。今年,一年良い年となりますように。