北の大地は 雨模様でしたが そのⅡ
朝食を終えた頃には 旭川に在住のA氏から『もうすぐ高速道路を降りて札幌市内に入ります』と携帯電話がある
早速にH氏にもロビーで集合の連絡を
2年前に勤務先の福利厚生としての北海道旅行の際に A氏を旭川に訪ねて以来である
元気そうだ!休む間もなく同君の車で近隣を案内してくれることになった
生憎 ポツポツと雨模様
道南の支笏湖方面へのドライヴである
山越えをしていくうちに雨足はひどくはならないものの止むことを知らない
ゴールデンウィークは遠くに過ぎたというのに道脇の山裾には未だ残雪がある
これ程に春が遅いのは珍しいそうである
『いつもの気候なら十勝平野の花畑でも散策してもらうつもりでしたが 申し訳ありません』 と頻りに詫びるA氏であるが こればかりは天の采配なのです
支笏湖湖畔に到着 なんと誰ぁ~れもおりません
観光客相手の土産物屋や食堂も手持無沙汰のようでジ~ッとこちらを見ている寂しさ 以前に家人と訪れたときの賑わいが嘘のようです
苫小牧へ向かいます
苫小牧は H氏が定年退職後に乞われて嘱託研究員として数年間も勤務した研究施設があるのだが粗通りしてしまいました
JR室蘭本線に沿って走り「白老(しらおい)」の町に
ここで白老の特産である白老牛のステーキを食しました 昼からステーキというのもいかがなものかと思いつつも美味しいので完食です
折角ここまで来たのですから 観光をしましょう
アイヌ民族博物館に立ち寄ります
アイヌの文化遺産を保存公開するために1965年に白老市街地にあったアイヌ集落をポロト湖畔に移設・復元した野外博物館です アイヌ古式舞踊もみせてくれました
雨の中 道央自動車道で札幌に帰ります
雨天のせいで見聞するものは少なかったのですが 男だけ3人で近況やら家族のことやら先々のことを話し合えて これはこれでゆるりとした一日であった
そうなのです 気を使うこともなくゆったりとした時間をもらうことができた雨模様の北の大地なのでした
ひと休みをしてから 夕刻には「すすき野」へ赴くのです