風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

スイカの たね

2006年08月15日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)

ひとつぶの 
スイカの たね

だれの じゃまにも ならないように

うちゅうを
こんなに 小さく くりぬいて
ここに おらせて もらっている
あの あまい
あの まっかな
あの でっかい
あすの スイカたちの
とうも じゅうごも 二じゅうもの
うずまく いのちを むねに

しあわせそうに
ひっそりと

うらがえせば
ただ うらがえされたまま



まど・みちお詩集から「スイカの たね」

夏といえば、スイカです。
思い出の中のスイカとともに、たくさんの人たちの顔が浮かびます。
子どもの頃、海辺にある親戚に遊びに行って食べたスイカの味。
叔父がスイカ畑から採ってきてくれたもので、鮮度バツグンでした。
高校の時の部活(テニス)の夏合宿では、卒業した先輩からの大きなスイカの差し入れで
炎天下での練習のあと、皆で食べたギンギンに冷えたスイカは最高でした。
縁側で両親、祖母、伯母たちとみんなで食べたスイカの味も忘れられません。

地球のような丸いスイカ。
最近は、四角く育てたスイカもあるようです。
値段もべらぼうに高く、イベント用だとか…。
でも、スイカはやっぱり、地球の形がいちばんかな?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする