風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

西の魔女が死んだ

2008年06月05日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
「お母さん!“西の魔女が死んだ"が映画になったよ!」
「え?本当?公開はいつなの?」
「6月だって。見に行くんだ!」
「そうなの?お母さんも見たいから、一緒に行こうよ」
「うん、いいよ」

先月の二女との会話。
絶対に見なくちゃ~と、娘と指折り数えて(?)待っている状態。

西の魔女が死んだ
原作は梨木香歩著「西の魔女が死んだ」。
「八月のクリスマス」の長崎俊一監督の完全映画化だ。
脚本は矢沢由美、長崎俊一。主題歌は手嶌 葵「虹」。 

主役に、アカデミー賞女優シャーリー・マクレーンの愛娘サチ・パーカー。
彼女はこの作品で、日本映画デビューを飾ることになる。
そして、もう1人の主役は、12歳の新人・高橋真悠ちゃん。

主人公のひとり、学校へ行けなくなった少女 まい。
感受性が鋭すぎるため、学校での人間関係が苦手な少女。
まいが中学生になってまもない初夏のこと。

大好きな”西の魔女”と過ごすことになった。
“西の魔女”はまいのママのママのこと。 

まいは、森の中にあるおばあちゃんの家で、魔女の手ほどきを受ける。ワイルドストロベリージャムやサンドイッチの作り方、
ゆっくり眠れるおまじない、人は死んだらどうなるのか…“

魔女修行”で大事なことは、「何でも自分で決めること」―。

本来の人としての生き方を学んでゆく。
自然の中で、ゆったりとした時を過ごす。
そして、次第に元気になっていく。

娘も私も数年前、同名小説「西の魔女が死んだ」を読んだ。
以来、著者の作品はほとんど読んでいる。
本屋さんに行くと、新作が出てないか探してしまうほど…。


人は、愛にはぐくまれながらて育っていくものなのだろう。
心からの愛を確信することで、
そのままの自分の存在を認められることで、
人としての自信をもてるようになるのかもしれない。

無視されることほど辛いことはないだろうから…。

自然からの恵みは計り知れない。
学びもまた、向き合い方によっては無尽蔵…
「人も自然の一部」という当たり前のことの再認識。
簡単なようで、難しいことではあるが…。

いろいろ感じさせてくれる小説だった。


娘も私も“魔女"が好き!
私も魔女修行がしたい?なんて思っちゃう…。

ワイルドベリーのジャムを作ったり、
フレッシュハーブを摘んできてハーブティーを飲んだり、
そんなことを楽しんだりしているが…。
ヨモギの味噌汁はまだ飲んでいない(別の小説に出てくる)。
そのうち試そう!なんて思って、庭にヨモギを植えている。

そして、森(できれば海が近い)に住みたいと思ったりすることも…。


独身のころ、野草の本を買ってきたことがある。
多摩川の土手で野草を摘んで、天ぷらにして食べたり、
タンポポコーヒーを作って飲んだこともあった。

魔女が好きなので、ジブリの作品「魔女の宅急便」も何度も見てしまう。


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コメント (6)
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