風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

タイサンボクに心ひかれて

2008年07月12日 | 自然(花 虫 樹etc)
キャンパスを歩いていた時でした。遠くから白い大きな花に、引き寄せられるようにして夢中でシャッターを切っていました。
白い花は大好きなのですが、どちらかというと、小さな一重の花に惹かれます。けれども、タイサンボクは別格です。



タイサンボク(泰山木)はモクレン科の常緑高木。北アメリカ原産のモクレンで、日本へは130年ほど前に導入。
公園や学校、図書館など広い敷地に似合う花のようです。



裏側へ反り返った葉は硬くて大きく、表面は艶のある黒緑色で、裏面は鉄錆色のフェルト状の毛で被われています。
真っ白な花が咲き終わる頃には、薄茶色(左端)になるのがまたいいですね。


タイサンボクの花は、和歌や俳句に詠われたり、小説にも出てくるほど親しまれています。
随分前になりますが、私も小説を読んでいてタイサンボクを知りました。実物を見たのは、その何年も後のことでした。

ゆふぐれの泰山木の白花はわれのなげきをおほふがごとし  斎藤茂吉も詠んでいます。



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コメント (2)
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