二〇二四年一月十六日から東京国立博物館で「本阿弥光悦特別展」が開催される。
陶芸をやっていて度々話題にのぼることがある。光悦の陶器は是か否か。「加賀光悦」(かがこうえつ)、「雪峰」(せっぽう)、「乙御前」(おとごぜ)、「雨雲」(あまぐも)。どれも有名だがどれもがいわゆる「へたうま」。狙い通りの出来上がりだとは思いにくいという意見が少なくない。なるほどそうおもう。
焼いてひび割れが入ったところにわざわざ金泥を流し込んで趣味がわるい。「雪峰」を評してよく言われる。茶を飲もうとしてもそもそも形になっていないので使いにくい。あるいは「加賀光悦」。高台を見るとのけぞる。初心者レベル。「乙御前」は口をつけようにもあちこちひび割れている。「雨雲」もこれまた使いにくい。ということは茶というより茶碗の「景色」を前に押し出していて後に茶を「飲むこと」は忘れ去っても構わないというふうに見える。
しかし陶芸は陶芸。今回の特別展はまた別に考えないといけない。刀剣鑑定家としての光悦が主たるテーマのようだ。
さて、「へたうま」か「本物」かで思い出した。
(1)ターミーネーターのテーマ
(2)VOYAGER
(3)加古隆
(4)ISSAC HAYES
どう考えればいいのだろう。