新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

静岡までMISIAを聴きにドライブ遠征 (初日・後編)

2022-12-21 21:16:35 | 旅行記/美術館・博物館・アート

「静岡までMISIAを聴きにドライブ遠征 (初日・前編)」のつづきです。

「前編」で引用した「みる誕生 鴻池朋子展」概要のなかに、

多くの方々と手芸で綴る《物語るテーブルランナー》

というのが出てきます。
この「物語るテーブルランナー」というのは、ランチョンマットくらいの大きさの布に、パッチワーク刺繍「物語の一場面」を描いた手芸作品です。
鴻池さんが秋田・阿仁合奥能登タスマニアフィンランド大島を旅して、そこで会った人たちから個人的な物語を聞き取り、そこから鴻池さんが一場面を切りとって下絵を描き、基本的に語り手本人布や糸で作品を仕上げる、というプロジェクト。

なんてことのない日常を描いたものもあれば、「大事件もあったりするのですが、それぞれの作品が素朴かつ丁寧に作られていて、なんとも暖かいし、パッチワークや刺繍で構成されていますから、その立体感心地良い
惜しむらくは、一枚も写真を撮ってこなかった…

私の拙い筆力では伝わりづらいと思いますので、こちらのサイトをご参照ください。

「物語るテーブルランナー」は、こちらのブログによると、2020年6~10月アーティゾン美術館で開催された「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり」でも展示されていたみたいです。
コロナ禍の真っ只中で開催されたこの展覧会、気がついたら終わっていたんだよな…

ところで、「あ"~という作品も展示されていました。

「武蔵野皮トンビ」を観に角川武蔵野ミュージアムに出かけたとき、KADOKAWAの直営書店「ダ・ヴィンチストア」で買ってきた池澤夏樹ワカタケルの装画の原画です。

この展覧会は、静岡県立美術館(静岡県美)の館内だけでなく、裏山も展示会場になっていまして、「前編」で書いた「皮トンビ」屋外に展示されていました。
この裏山会場(?)のMAPも鴻池さんの作品みたいです。

裏山に出る際、係員さんから、屋外展示をすべて観ようとすると40分くらいかかること、ルートの中盤はぬかるんでいることの説明がありました。
このあとの予定(MISIA)を考えると、Short Ver.にとどめておくべきだろうということで、展示作品全5点のうち、「陸にあがる」と、

「皮トンビ」(写真は裏側)2点だけにしました。

「皮トンビ」は、何枚もの皮をつなぎ合わせて作られているんですな。
そりゃ、こんな特大サイズ一枚皮なんて、からしか取れないですよねぇ

   

静岡県美には、別館として「ロダン館」がありました。
その名のとおり、ロダンの作品を展示している建物なんですが、

静岡県美 ロダン館その内部は、東京国際フォーラムのロビーギャラリーと似てる

ブロンズ彫刻というものは、同じ原型からいくつも「オリジナル」が造られるのが常で、ロダン館の展示作品も、国立西洋美術館ほかで観たことのあるものが多い印象でした。

ところで、本宅のキッチンにはJALARTカレンダーを吊しているんですが、今月伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」です。

この作品を所蔵する静岡県美に行くことになったというのは、ほんとに偶然です
残念ながら、この日、「樹花鳥獣図屏風」展示されておりませんでした。

   

以上を以て静岡県美の参観を終え、いざ、エコパへ~~

ナビに導かれるままに、日本平久能山ICから東名高速に乗って掛川ICを目指しました。

実は、私がスマートICを使ったのは、これが初めてでした。

知っていたことですが、スマートICでは一時停止を求められます。
どうしてなんだろ? と、NEXCO中日本のHPを見ると、

スマートICでは、開閉バーの手前で一旦停止した後、通信のやり取りが行われ、開閉バーが開くシステムとなっております。よって、ノンストップでの通行はできません。

という答えになっていない意味不明のFAQが載っていました。
正直なところ、係員不在IC「関所破り」をされたくないということなんだろな
普通の料金所でも30km/h以下での走行を求められるのも、非ETC車やカードが期限切れのクルマゲートで止められたときに追突を防ぐための措置なわけで、ETCの能力的には100km/hくらいで通過しても通信できるんだものねぇ。

それはともかく、日本平久能山ICからは30分ほど掛川ICに至り、一般道に降りました。時刻は15:02

いい頃合いじゃありませんかぁ

途中、エコパ掛川ゲートに、

渋滞予告 大規模イベント開催 12月17日▶18日

の看板が出ていました。
ここまでも、そしてエコパ袋井ゲートまでも、なんの渋滞もなかったのですが、この看板の意図を理解したのは、この約5時間後のことでしたとさ

ということで、15:15には無事に駐車場に入ることができました。

このあとのことは「初日・MISIA編」につづきます。

つづき:2022/12/22 静岡までMISIAを聴きにドライブ遠征 (初日・MISIA編) 

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