ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

野生動物カメラマン  岩合光昭

2019-01-27 22:16:51 | Book

私が動物カメラマンに魅せられた最初のカメラマンは「岩合光昭氏」でした。

それからのファン歴は長いです。

今は、テレビで世界中の「猫ちゃん」を撮影していますね。

その猫との会話も自然であたたかい。猫にもそれが通じているのですね。

 

相手が「野生動物」になっても、彼のカメラマンとしての姿勢は変わらない。

彼の書いた言葉も優しい。

 

以下、引用。

『ぼくは動物たちを自分に引き寄せて考えることに抵抗があります。人間のフィルターを

はずして、「動物たちの目には自分はどう見えるのだろう」という視点で接しています。

だから、ライオンを見て人間と同じだなと思うよりは、人間を見てライオンと同じだなと

感じることの方が多いくらいです。

あと、メスは怒るとこわい。たとえば、繫殖期にオスがメスに近づく時、メスが振り向いただけで、

オスはいきなり腰が引けます。怒るかもしれないと、ビクビクなのでしょう。』

 

『ライオンだけでなく、動物で怒ってこわいのはメスだと、ぼくは思っています。

オスは向かってきても、ほとんど威嚇に終わるので、怒られてもそれほどこわくはない。

メスは本気で怒るからこわい。人間の場合は・・・・・・・ぼくにはわかりません、

と言っておきましょう。』

 

うふふ・・・。

人間も動物も、男女の問題は同じようです。(以下、個人的見解。)

しかし、ライオンのオスは人間のオスよりも敏感なような気がします。

書物のなかで生きているような我が家の人間のオスは、どこが敏感なのか?

 

工藤直子さんの「てつがくのライオン」というお話があるけれど……。

あとで再読しよう。。。

 

あ。岩合光昭さま。ごめんなさい。ついつい・・・・・・・愚痴が出ました。

可愛い動物の子供の写真に癒されました。ありがとうございました。

 

 (20151222日 集英社ビジュアル版040V)