エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

翻訳出来たから、新たな道が見つかった! ルターと同じ

2016-05-10 06:22:50 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
女の子の成長は、性差をどれだけ認めるかで変わってきます
  女性の発達にどのような変化をもたらしたのでしょうか? The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p38の11行目途中...
 

The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.335の最後の行から。

 

 

 

 

 

 この状況が変化したのは、オレンジ・モーリス王子がオランダ反乱軍の指導者になってからでした。王子は20代前半でしたが、ラテン語コースを修了したばかりでした。ラテン語を読めたおかげで、王子は1,500年前のローマ帝国の軍事戦略の手引書を読むことが出来ました。王子が学んだのは、ローマの将軍リュクルゴスがローマに、「1、2とリズムに合わせて行進すること」を導入したことと、歴史家のプルタルゴスは、リュクルゴスが戦に負けなかったのは、この行進のためだったと認めていたことでした。「それは、それは、壮観で、恐ろしい光景でした。リュクルゴスの軍隊が、フルートの音色に合わせて、行進し、階級の上下に関わらずに、また、心にある不安に関わらずに、顔色はコロコロ変わるのにも関わらず、落ち着いて、陽気に楽しく、音楽に合わせて、死闘に向かっている姿ときたら。」

 

 

 

 

 

 フルートに合わせて、「1、2、1、2…と行進する…」。一糸乱れぬ隊列は、味方であれば、頼もしいものでしょうが、敵でしたら、怖い。士気の高さを示していて、強そうですものね。

古代ローマにすでにそのような軍隊が存在し、リョクルゴス軍は連戦連勝だったらしい。

その歴史を、ラテン語で読めたオレンジ王は、戦術をリュクルゴスから学ぶことが出来て、大国スペイン帝国を打ち破ることができたらしい。

ルターと同様「翻訳する力」が、新たな道を切り開いた、その典型といえましょう。

 

 

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