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悪魔のパニックと発達トラウマ障害(DTD) 悲しい事件の始まり発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p157 から。......
今月の100分de名著」は,ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』でした。アンナ・アーレントの言葉で有名なのが「悪の凡庸」ですが,人類に対する犯罪,人道への犯罪は,平凡な普通に見える生活の中にある,ということです。
「悪の凡庸」。難しそうでしょ。
エリクソンは,ドイツからアメリカに逃げて来た,同世代の,同じユダヤ人として,ハンナ・アーレントに何度か触れています。「平凡に見える生活の中にある,人類に対する犯罪」をエリクソンの言葉で言い直せば,「形ばかりのウソの関係」(ritualizm)になると,私は考えますね。
これも,まだ,難しそう。
でも,これを次のように言い換えますと,グッと日常生活的になりますでしょ。
子ども等に対して,
1)言うことがコロコロ変わる
2)言ってることとやってることが毎日違う
その結果,
3)心を込めて,子どもの重荷を分かち合うことができない
日常茶飯事でしょ
でも,まさか,とビックリでしょうが,
これが,ナチスにも通じる,人類に対する犯罪になる,ということです。
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