エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子どもが、出来る、やれる、分かる、と感じるまで

2016-09-13 08:14:40 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 

 
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 Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self   consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること  意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人

 最終章の第7章、p.289下側の、面接者から。

 

 

 

 

 

 面接者: 自分についてどう見ていますか? その自分に対する眼は、回復する時に変わりましたか?

 キム : まあ、上がったり下がったりですね。自分に対する見方は、以前よりも、当を得てきていると思います。というのも、人様が私を見るように、自分を見るようにし出しているからです。いまだ、恥ずかしい気持ちもありますよ。自分をチッポケに感じたり、こんなの私じゃないと感じること(自分に対する子どもの感じ)もあります。でもね、(概して)いまは、出来る、やれる、分かる、と自分に対して思えます。正直に言って、自分で自分に嫌気がさすことも、もうありません

 

 

 

 

 

 素晴らしいですね。発達トラウマ障害(DTD)の人が、自信を取り戻すとこうなりますね。自信を取り戻せば、出来る、やれる、分かる、と感じるものですよ。そうすれば、自分に嫌気がさすことも、自ずからなくなりますよね。

 

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