エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害研究=エリクソン+ユング/脳科学+人工知能

2016-09-18 05:12:34 | 間奏曲

 

 

 
人智を超えた、大いなる力
  「大いに甘やかせましょう!」 と≪約束≫仕事をする上での倫理と女性の役割2013-09-16 03:46:37 | エリクソンの発達臨床心理 アメリカ移......
 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども。その心の地図は、「自分はダメだ」行き、の悪い良心、なかなか変わりません。それは自分のもろもろの心の中を自由に表現する時空を得ることで、可能になります。なぜならば、心の中を自由に表現することを許される時空には、必ず、神の臨在があるからです。神の臨在?

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.130の、最後から。

 

 

 

 

 

 前の章でお話したように、愛着について研究している者達が示していることは、赤ちゃんを育てている者達は、単に衣食を満たし、癇癪を起した時に慰めているんじゃない、ってことですね。赤ちゃんを育てている者達は、急速に発達している赤ちゃんの脳が現実を受け止めるその受け止め方を形作っているんだ、ということです。私どもが、子育てをしている人たちと関わって分かったのは、何が安全で、何が危険なことなのか? ということです。誰が当てになり、誰が当てにならないか、ということでもあり、必要なものを得る為にしなくちゃいけないことが満たされたのか、ということでもあります。このような情報が、私どもの脳の電気回路の経糸横糸の中で受肉化して、自分自身と自分の周りの世界を、私どもがどのように考えるのか、という事のひな形ができます。このような心の地図は、時間が経っても、恐ろしいほど変わりません。

 

 

 

 

 

 ここは、いわば、エリクソンとユングがかつて語っていたことを、人工知能(コンピュータ)の用語を使って、語り直しているところです。言葉を変えて言えば、以前には心理的、あるいは、無意識について言われてきたことが、脳科学の観点も取り行けて、言い直されている所でもあります。

 発達トラウマ障害(DTD)の研究は、エリクソンのライフサイクルの心理学とユングの深層心理学を、脳科学の観点から、読み直し、実証科学とするものだ、ということもできますね。

 

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