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今宵もペッソさんの,ペッソ・ボイデン・体感療法のワークショップの続きです(https://pbsp.com/も,ご参照ください)。
ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.300. 第2パラグラフ。
私は魅了させられましたね。人々は空間的な関係を右脳で処理していますし,私どもの脳画像研究でも,トラウマの刷り込みも,主として右脳に刷り込まれていることが示されています(3章をご参照ください)。世話を焼くこと,悪く言うこと,関わらずにいることは全て,表情,声のトーン,仕草で伝わります。最近の研究によれば,人間の気持ちのやり取りの90%までは,言葉によらない,右脳による,と言われますが,ここは,ペッソさんのお仕事が狙っている所でもあるのでしょう。ペッソさんのワークショップが進むにつれて,このつなぎ役,コンタクト・パーソンの存在が大事で,そのおかげてナンシーさんは,川底をさらうみたいに辛い経験をガマンして洗いざらいにできたことに,感動しましたね。
最高のセラピーは,常に感動的ですよ。それは見ている者がそう感じるくらいですから。やってる者は,もっと感動してんですね。これだから,サイコセラピーは止めろと言われても,止められませんね。
損得を超える次元がそこにありますよ。
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