エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考 : その2 #どうせ世の中は変わらないとあきらめているあなたへ #子孫を残すのが唯一の自由になる小市民的な錯覚の抑圧

2017-09-28 09:43:11 | ハンナ・アーレントの真実

 
まずは落ち着いて : 発達トラウマ障害(DTD)セラピーの初め
   「こうしたい」という意志が誕生する時   人とのやり取りの中で、自分の気持ちを自由に出せないでいると、ビョーキになるのは、当たり前ですね。でも、こ......
 

 フェースブックで,兼平キャスターの投稿をシェアした際の文書です。若干訂正しましたが。

 

 

ハンナ・アーレントは『全体主義の起源』の「徹底的支配」の章で,「(徹底的支配は)多様で,ひとりびとりが違う人類全体を,あたかも「どうせ世の中は変えられません」と信じ込んだ,たった1つの人間しか存在しないかのよう,にしてしまいます。…問題になるのは,存在しないのに,「子孫を残すこと」が唯一の「自由」になるケダモノみたいな,人間もどきでっちあげることです」の述べています。お役人と,お役所仕事から利益を得ている人たちの偽らざる姿を,ハンナ・アーレントの鋭い感性は,えぐりだしていて,今のニッポンを考えるうえで,欠かせません。





 これは,エリクソンが言う「人類を上下2つの分けるウソ」に通じるものの考えだと,私は考えますね。

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