エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

あ母さんの心拍は、触れ合うことで、赤ちゃんの心と脳を育む

2016-08-02 09:49:29 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
「2月中旬」
  ウツに対する態度が、その生まれ育った人のお天気によって変わってくるんですね。人はいろんなものに影響されますね。でもね、その自覚があるだけで、影響のされ方そのものが変わっ......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども親子関係が、ダンスのように2人がリズムに乗っているものであってもらいたいものですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.143、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 通常の発達経過では、赤ちゃんは、いろんなパターンに至るリズムに乗った決まったパターンに馴染んでいきます。その赤ちゃんのお母さんは、赤ちゃんがオッパイをに飲んでる間抱きしめてもらって、お母さんの鼓動に慰められます。実際、赤ちゃんの心臓のリズムは、このようなお母さんとのふれあいによって、整えられることもあります。乳児突然死症候群(SIDS)は、ある説によれば、赤ちゃんが大人と身体の触れ合いがないために、大事な感覚刺激がない場合に発生する、とされます。また、ある研究によれば、子宮の中では、赤ちゃんの鼓動はお母さんの鼓動とタイミングを合わせている、と言われます。私どもは是非知っておきたいことは、お母さんの心拍は、パターンのある繰り返しの合図になる、ということ、その合図は、音ですし、振動ですし、触れ合いですが、脳幹を組織立てる時になくてはならないこと、そして、神経組織を整える大事なストレスでもある、ということです

 

 

 

 

 

 ですから、仕事や研究で、赤ちゃんをホッタラカシにするネグレクトがあると、いかにその赤ちゃんに残忍な結果になるか、お分かりですね。

 

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