エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

あの2年間中学生を囲っていた千葉大生も、発達トラウマ障害?

2016-04-06 07:30:24 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
あくまでも大事な、縦の関係
  オッカムがルターの先駆けになつた、というのはちょっと驚きでした。皆さんはどうでしょうか? 常識だったりして…。 Young Man Luth...
 

 

 人は他の人と繋がりを実感しながら生きていると、心も身体も魂までもが健康でいられるものらしい。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.235、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 子ども達が性的な悪戯をされたために生じた、いろんな嫌悪感を私は診てきました。その嫌悪感は、ギルマーのケースでも、ティナのケースでも、その他のケースでも、はっきり認められました。性的虐待に関する心配は、正真正銘恐ろしい経験を基づいていることを、私は他の人よりも良く分かっています。しかし、もう1つ承知していることは、性的虐待をする輩は、一番脆いものを奪い取ることのよって、街の一番の弱みに付け入ることで、栄える、ということです。ワルなら誰でも、一番弱い餌食を探しているのです。それが人間の生態のまた別の一面です。ですから、私どもの子ども達を、その悪から守るためには、私どもは健全な関係を作らなくてはいけませんし、他者との絆を作らなくてはなりません。私どもは子ども達をハグしなくっちゃね、ということです。

 

 

 

 

 

 タッチが足りないのは、ニッポンばかりじゃ、ないのですね。性的悪戯や、中学生を拉致して2年も匿ったあの大学生も、心の病気、しかも、愛着、ないしは、信頼に関する心の病、発達トラウマ障害と診ますね。

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