触れ合いから命が生まれ、魂を宿す山本昌さんの思い出 改訂版 山本昌さん(本名:山本昌広さん)。中日ドラゴンズ一筋、現役最年長の投手です。今シーズン中に50才になると言います。厳......
今宵は、間、「ま」を考えます。
クローズアップ現代が終了して、間もなく一年がたとうとしています。キャスターの国谷裕子(くにや ひろこ)さんが、先月20日に『キャスターという仕事』を岩波新書から出されましたね。
私は早速購入して、今読んでいるところです。
その中に、俳優の高倉健さんとのインタヴューの件が出てきます。矢継ぎ早に質問を重ねるのが得意な国谷さんですが、インタヴューのことを真剣に考える中で、このインタヴューをされたようですね。国谷さんのひたむきで真摯な姿勢が文章から滲み出て、気配に立ち現れている感じがしましたね。
そのなかで、17秒の間、「ま」があったらしい。国谷さんは、矢継ぎ早に質問を重ねずに、待った。私も、その時の「クローズアップ現代」をみたことがありますが、鳥のさえずりなど聴こえていましたから、放送事故とは感じませんでしたね。
17秒の沈黙の後、高倉健さんは、俳優になって良かったのは、ホテルのスウィート・ルームで泊まるような贅沢をすることにあるのではなく、「鳥肌が立つような感動をしたとき」だと、大事なことを話してくれました。
目先の利益と、「人を上下2つに分けるウソ」に囚われがちな私どもですけれども、人と言葉を信頼して、インタヴューの仕事を続けて来られた国谷裕子さん。
私どもも、人と言葉を信頼して、鳥肌が立つような感動を味わって、生きて生きたいものですね。
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