エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智: 自由な生き方と 光

2017-03-16 03:30:53 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
すさまじい無意識の暴力
   柏会 4訂版  「柏会」。神谷美恵子さんのことについて記した時に、そのお父さんの前田多門がこの「柏会」のメンバーだったことを記しましたね。今日は、......
 

 

   Toys and reasons. p.34から。昨日の続き。

 

 

 

 

 

 おしなべて,私どもが作るものの形によって示されていることは,子どもの頃の育ちの根っこにある事実なんですね。つまり,それは,発達途上の子どもは,自由で,何物にも縛られなずに生きることができるところまで,自分のことができるようにならなくてはならない,ということです。その自由な生き方は,自分の2本の足でまっすぐに立つことですし,それと同時に,この世の中ではいろんなことがあっても,結局は光のある方にいつも向いている,ということです。

 

 

 

 

 

 

 人間はこういう風に出来ている,としか言いようがありませんね。

 すなわち,人間は自由だ,ということです。

 そして,自由な人は,自分の二本足でまっすぐに立っていると同時に,いつも光を見ている,ということです。

 

 


 

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