エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

人生は糾える縄のごとし : その不思議な 闇の中の光

2014-01-17 04:07:02 | エリクソンの発達臨床心理

 

 人生のハビット、それを理解しておくと、自分らしく、持ち味を生かしていきたいと願っている人すべてに、お役に立てるアイデアです。TEDと同じくらいにね。

 

 

 

 

 

 序文のところで引用しました通り、フロイトとダーウィンは、二人とも、偉大な人物ですが、生き方を変えた後で初めて、また、彼らの独創的な創造性へと突破するときに、神経症的な状況に陥った後に初めて、最も決定的な貢献をしたのでした。ダーウィンは医学の道で失敗して、まるで偶然であるかのように、旅の船に乗り込んだのでした。その旅は、ダーウィンは、心身症の症状のゆえに、ほとんど行きそびれかけたのです。ところが、あのビーグル号に乗船するや、疲れを知らない元気を取り戻し、大自然の、誰も知らない細部と、革命的な洞察にじかに至る創造的分類ができる眼をさえ身に着けていたのです。すなわち、自然淘汰の法則が、ダーウィンには明らかになりだしたのでした。彼が帰国したのは、27歳でした。彼はすぐに、診断がつかない、生涯続く病になりましたが、何年にもわたる集中的な研究をすることで初めて、自分のデータを、自分の考えを納得できるほど支持してくれるパターンに仕上げることができたのです。

 

 

 

 

 

 不思議な不思議な、闇の中の光です。フロイトはまた明日。

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