エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

対人関係スキルを教えても、ぎこちなさは残る

2016-08-24 02:58:53 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
一本道 or 終身刑 ?
  仕事は、世のため、人のためにしたいものですね。組織のための仕事は、止めましょう。 Young Man Luther 『青年ルター』p.220の第3ラグラフ、下から9......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授によれば、対人関係はスキルとして教えることは出来ません。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.148の、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 たとえば、コナーがアイコンタクトした後に眼を逸らした時、コナーは、視線を外すだけじゃなくて、顔全体をそむけてしまいます。あるいは、その後視線を戻して、コナーの眼をくるくる回すことは、退屈や嫌味を意図せぬままに示すことでした。しかし、結局は、コナーは人と関われるようにはなりました。もっとも、コナーはロボットみたいに見える場合も多いんですけれどもね。

 

 

 

 

 

 気持ちが分かる、ということがいかに大事で、気持ちが分かるためには、0歳、1歳、2歳の時の経験がいかに大事かが分かる所ですね。対人関係も三つ子の魂百まで何でしょう。対人関係スキルを学んでも、ぎこちなさ、ロボットみたい、は残ってしまいます。

 対人関係の基本は、ふつうは、0歳、1歳、2歳の時の、記憶や意識にの残っていない母親との関係だからですね。

 

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