エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 何気ない日常が,礼拝になる

2017-02-14 00:02:38 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
セラピーと言う名の、内省
   今は、鏡におぼろに映ったものを見ている 改訂版  ケダモノ以下のナチスを体験済みのエリクソンにとっては、恐怖政治が「正しいこと」の押し付けと結びつ......
 

 今宵のエリクソンは,何度でも取り上げたい「現代の礼拝」

 今宵も,Toys and reasons. p.43から。

 

 

 

 

 

 私どもの場合,遊びの場でも,大人が「遊んだら」と子どもを誘ったものですから,自発的な遊びでは,さらさらない。でも,私どもが,一歩踏み込んでいきますとね,それがそこで,礼拝になるんです。

 


 

 

 実に何げなく,エリクソンは話をしてくれます。「見ることは,困難があっても,希望を失わず見通すこと」という文書は,短い文書なんですが,珠玉の言葉の塊です。この本では,礼拝の段階について述べた「毎日礼拝」の文書の次に,大事な文書が,この「見ることは,困難があっても希望を見失わず見通すこと」だと私は考えますね。

 礼拝は,何気ないことに,大人が一歩踏み込むと,礼拝になるんです。面白いでしょ。

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