言葉の力 あるいは、「なんでうちの子は育たないのか?」 改訂版エーリッヒ・フロムのパレーシア 眼に見えるモノに目暗ましを喰らっている内は、人を大事にすることに注ぐべき精力が0ってことにもなりかねません。 p......
今宵の聖書の言葉は、καιρός カイロス 「相応しい時期」「好機」。この言葉は、イエス・キリストが、福音、人間の本物の幸せについて語り出した最初の言葉に出てきます。一番古いイエス・キリストの物語、『新約聖書』の2番目にあるイエス・キリストの物語、「マルコによる福音書」第1章15節にあります。前田護郎先生の翻訳では、
「伝道のはじめ、最初の弟子
14ヨハネが捕われてのち、イエスはガリラヤへ来て神の福音を説いていわれた、15「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ」と。」
です。
ギリシア語には、「時」を意味する言葉が、3つあります。1つは今日の言葉、καιρός カイロス で、もう1つが χρόνος クロノス、「続いている時間」 3つ目が、ὣρα ホラ 「一時間」です。カイロスは、「ふさわしい時期」ですが、それは、人間が作り出すことのできない時間です。ですから、人はそのκαιρός カイロス 「好機」を待たなくてはなりませんね。
では、「果報は寝て待て」、「春の海 ひねもす、のたり、のたり哉」なのか?
それも、1つの生き方なのかもしれません。
しかし、エジソンの「1%の閃きと、99%の汗」のように、最善の努力をしている中で、そのκαιρός カイロス 「相応しい時期」「好機」がやってくるのだとおもいます。
でも、それだけじゃぁ、ない。
顔面蒼白、冷汗三斗の努力をすればいいのかと言えば、全然そうじゃない感じ。ここでも、真面目なんだけれども、同時に、≪陽気で楽しい≫のスピリットが、威力を発揮する感じです。
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