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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
今朝は,シリーズで訳しているところはお休みして,今日も,脳と身体の話。
「人殺し」という言葉を裏付けるために,日本の貧しい子育て環境が,脳をいかに破壊しているのかを知ってもらいたいと思うからです。そこで,脳の話の部分から,特に大切なところの翻訳をします。このまま,次の章に入っちゃいましょうねる
第4章。「逃げるのは命がけ 逃げ回る生き残り戦略の解剖学」p.70,ブランクの後の,第2パラグラフから。
通常は,視床は,フィルターか門番みたいな働きもします。ですから,視床は,注意を向けたり,集中したり,新たな学びをしたりするときに,中心の働きをしています。しかし,こうした全てが,トラウマによって侵されてしまいます。皆さんがいま座ってこの本を読みながら,背後に音楽や,車がガタガタ音を立てたり,するのが聞こえたり,あるいは,お腹が「そろそろお昼ですよ」と言ったりするかもしれませんね。皆さんが今読んでいるページに集中することができれば,皆さんの視床は,いま必要な感覚情報と,皆さんが安心して無視できる感覚情報を,区別するのを助けてくれますね。19章で,ニューロフィードバックを扱いますが,この感覚入力システムがうまく働くかを測定する実験法を,感覚入力システムの鍛え方ととともに,論じる予定です。
トラウマがあって,視床がうまく働かないと,何かに注意を向けたり,集中したり,新しい勉強をすることができない,ということでしょ。感覚情報が区別できませんから,洪水のような感覚情報で圧倒されてしまいますからね。
ところが,今のニッポンの学校で,視床がうまく働かない子どもが,勉強できずに,注意散漫になり,教室を出るような場合に,今のニッポンの学校で,「この子どもは,視床がうまく働かないから,勉強できないんだ」と考えることができる,教員,親,医者,保育者,保健師,臨床心理士,児童精神科医が,果たして何人いるでしょうか?
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