エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

絶望 or 希望?

2016-03-15 09:31:04 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
問いある毎日
  いのちの不思議は、一人の子どもと分かち合う時、いっそう味わい深いものになりますね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p1...
 


 

 90になっても、、「自分もこれからだ」と思える人って、素晴らしい。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.113から。

 

 

 

 

 

 響き合うものと、響き合わないものが出逢えば、時間の経過に従って、響き合わないものが勝利を収めます。絶望が「御臨席になります」。9番目の舞台の絶望は、8番目の舞台にあった経験とは、何処となく違ったものを反映しています。8番目の舞台の暮らしは、これまでの人生を懐かしむ感じがありますでしょ。すなわち、我が人生、いかによく生きてきたか、という感じが、なくしたチャンスを悔やむのとは反対に、自分がどれだけ自己嫌悪と絶望を味わうかを、決めますよね。エリックが思い出させてくれるように、「絶望って、時間がもうないし、人生をやり直したり、別の道を試そうとしたりするには短過ぎだし、って感じです」ということでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして、9番目の舞台の人は、いとも簡単に絶望しがちです。

がしかし、何時でも何度でも、希望がある!というのが、人生の不思議でしょうね。

 

 

 

 

 

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