世代の新陳代謝のお話。
今日は、Young Man Luther 『青年ルター』、第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.254の、1行目途中から。
新しく生まれたひとりびとりは、伝統と伝統と思しきものが準備した生き方をするようになります。同時に、そのひとりびとりは、その生き方を壊していくのも、伝統の性質の故です。伝統がひとりびとりを「型にはめる」といいますし、それぞれの生きる道を「切り開く」とも言いますからね。でもね、人々が関わり合っていくプロセスは、単にひとりびとりを飼い馴らすために、新たに生まれて来たものを型にはめるのではありません。人々が関わり合うのは、いろんな世代にも一定のパターンをもたらすものですが、(人と人が関わり合うことが、世代の繋がりにも一定のパターンを持ち込むことになるのは、)世代と世代の繋がりを、繰り返し新たなパターンには変えていくためですし、人々が関わり合うことが、いろんな世代によって、新たな力を得るためなんです
人々が関わることに、力を貰うのは、新しい関係、新しい在り方が生まれるからですし、逆に、人々が関わり合うことに力を貰うからこそ、新しい関係、新しい在り方が生まれる訳です。
世代のあたらな関わりが、新しい関係、新しい在り方を生み出すのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます