エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

家庭内暴力を目撃している女の子は、大人になってから、レイプされやすい

2016-12-17 07:17:34 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

迷惑地所の方ではない、国立市の高層マンションに咲くくちなし

 

 
振り子が振り切れがちなルター
   ここからの希望  自民党が「圧勝」。残念です。 これだけ横暴なことをしていてても、自分が直接「被害者」にならない限り、NOといえない平均的日本人。......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.148、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 この研究で、女性たちは大人になってからレイプされたことがあるか、訊かれました。エース得点(ACEscore)が0点の場合、レイプされたことがある人の割合は、5%です。エース得点(ACEscore)が4点以上ですと、レイプされたことがある人の割合は、33%になります虐待やネグレクトされた少女たちが、後年レイプされやすくなるのは、何故なんでしょうか? この問いに対する答えは、レイプ以上に深刻な意味がいろいろあんですね。たとえば、たくさんの研究から分かることですが、子どもの頃に家庭内暴力を目撃している少女たちは、自分も暴行される関係に陥りがちなんです。他方、家庭内暴力を目撃している少年たちは、自分の親を虐待するリスクが7倍になります。研究に協力してくれた12%の人は、母親がひっぱたかれているのを見たことがありました。

 

 

 

 

 

 0歳、1歳、2歳の頃、愛着や良心ができる頃の体験は、一番大切です。でも、それ以降の子ども時代の経験も大事ですね。子どもの頃に繰り返し見た体験は、深層での学習サブリミナル効果になっちゃうんですね。大人になってからは自らその体験を繰返してしまう…。

 子どもが幸福であることは、大人の幸福の絶対条件ですね。

 

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