これがクリスマスローズ
美男美女を排して、ピエール瀧さんが主演を張った土曜ドラマ「64ロクヨン」。ドキュメント仕立て、モノクロとカラーのコントラストを生かした演出、うまさを感じるドラマで、面白かったです(「意見には個人差があります」なまさだのパクリ)。その最終回の最後に、クリスマスローズが、ピエール瀧さん演じる三上とその奥さんの会話に登ります。そして、ラストシーンがクリスマスローズ。印象に残ります。
クリスマスローズ。パラ、あるいは、桜に似た白い綺麗な花。花言葉は、「私の不安を慰めて」。娘が失踪している三上夫婦の不安を慰める花になるのでしょう。でも、不安を慰めてもらいたいのは、娘さんが失踪している三上夫妻だけではないんじゃぁ、ないでしょうか? あなたは? ましてや、今の日本、狂気がどうどうと王道を歩いている時代でしょ。正気を保つのも、安心を保つことも、非常に困難な時代ですから、余計に「不安を慰める」ことへの欲求が強まっているのかもしれませんね。
実際、本屋に行ってみると、格言、至言、古典など、「不安を慰める」言葉を集めたのじゃないかしら、と感じるような本が、平積み、縦置きにされています。新渡戸稲造の『武士道』だったり、スポーツ選手の本だったり、あるいは、女性占い師の本だったり…。そういうものも悪くはないかもしれません。でも、私は占いはやりません。ちなみに博打もやりません。私の人生そのものが博打ですから、やる必要がないんですね。
でも、それだけでは、不安はなくならないでしょう。どの本を選ぶとしても、あなたが選んだその本の言葉が、イメージとなり、出来事にならなくっちゃあね。ですから、日常生活の中で、どういう暮らしをするのか、何を思って生きるのか、ということと、その本の言葉が結び付いていないと、不安はなくならない。
今の日本の、ウソとゴマカシと狂気の社会にあっては、「ウソ」を「ウソ」、「ゴマカシ」は「ゴマカシ」、「詐欺」は「詐欺」、「安倍晋三」は「狂気」とハッキリ言葉にすることが、正気と安心を保つためには、必要不可欠になりましたね。
皆さんよろしくね。
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