エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#「≪私≫の感性」の大切さ #あらゆる発達と治療の要 #日常生活を礼拝にすること

2017-08-26 20:33:15 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
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 「≪私≫の感性」は、本来はいつも、大事にすべきものです。いままで,「≪私≫という感じ」と訳していましたが,それでは不十分,不適切なことがわかりました

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p87の第2パラグラフの,下から10行目途中から。

 

 

 

 

 

このようにして、とどのつまり、この≪私≫は、ひとりびとりが、意志を伝え合う経験世界の中で、自分が意識の中心にいることを,単純に言葉で確かめる土台ですし、自分が意識の中心でいることが,あまりにもヌミノースを体験することになりますから、この≪私≫は,イキイキ,ピチピチ生きる実感のなくてはならない条件にもなりますし,それ以上に,手応えを実感してい生きている実存の重要な条件にもなりますね。それと同時に、2人以上の人たちが、世の中に対する1つのイメージを分かち合い、それぞれの言葉のズレを埋め合わせる時、ひとりびとりの≪私≫が、1つの≪私たち≫に溶け合う実感を実感しあうことにもなります。

 

 

 

 

 

  ここに,あらゆる発達と,あらゆる治療の神髄が示されています。

 それに,このヌミノースを確実に実感する手立てが,日常生活を礼拝にすることなんです。

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