自分らしさはユニクロを買う時だけ? これでいいの?ほとんどの人は、自分らが同調しなくてはならないことを意識することさえありません。人々は、自分の考えと好みに従っているし、自分らはひとりびとり個人で、自...
キリスト者でなくても、「アーメン」という言葉を聴いたことがあるのではないでしょうか? でも、その意味を知っている人は案外少ないのではないでしょうか? かく言う私も、最近まで、「本当に」という程度の意味しか知りませんでした。でも、イエスは、本当に大事なことをはなすときに、「アーメン」を2度繰り返してからから「私はあなた達に言う」ということがよくありましたね。αμην αμην λεγω υμιν.
でも、この言葉が非常に気になったのは、雨宮慧教授の「旧約聖書入門」という無料講座で習ったことが契機となりました。それは、アーメンがアイデンティティのもとになっているのではないか? との仮説を、雨宮慧教授がくれたからでした。従来、河合隼雄先生が言うように、「アイデンティティは日本語になりにくい」とされていたんですね。
アーメンはヘブライ語。ギリシャ語なら、無教会研修所で4年間武藤陽一先生から習って、少しは分かる。でもヘブライ語は分からない。横書きでは、現在の日本語でもそうですが、左から右に読みますでしょ。でもヘブライ語は、右から左へと、読むんですからね。
そんな時には、友人が心強い。一緒にギリシャ語を学んで親しくなった友人が、その後ヘブライ語も熱心に学んでいました。そして、その友人は、言葉をとても大事にしている人です。今も独立自営の仕事で忙しい。でも、「アーメンのことを教えて下さい」とお願いしましたら、教えてくれました。
彼によると、「アーメン」には3つの形があると言います。
1)動詞の「アーマン」。これには、「確かにする」、「しっかり支える」、「信頼する」という意味がある。
2)副詞の「アーメン」。「まさに」、「本当に」という意味で、新約聖書で「アーメン」という時の意味に近い。
3)名詞の「エメト」。「真実」、「忠実」という意味。ゼカリア書8章に5箇所出てくるときには「真実(まこと)」と訳されている。
鮮やかですね。「アーメン」の動詞「アーマン」には「確かにする」という意味があること。これこそ、アイデンティティの意味でしょう。自分を確かにすること。それがアイデンティティです。それは「何において」そうするのか? それが問われています。
あなたは「何において」ご自分を確かにしてます?
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