今日は、エピグラフをも一つ。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.232。2つ目のエピグラフ。
私どもは、ガマンして見ることがほとんどできません。その影とは、私どもが最もガマンならない人生なのかもしれないからです。影は地下室や屋根裏部屋やゴミ箱に突っ込んで。そこで宝を探しなさい。餌と水を与えたケダモノを一匹見つけなさい。それがまさに、あなたなのですからね。この見ないようにしてきた、村八分にしてきたケダモノ、注目してほしくて飢えてるケダモノ、それが、あなたの「本当の自分」のかけらなのですから。マリオン・ウッドマン(ステファン・コウプ『あなた自身の人生という名の、偉大な作品』から、孫引き)
孫引きは、一流の学者がすることではありません。恥ずかしいことです。しかし、あのヴァン・デ・コーク教授がその恥を忍んで、孫引きしただけのものがありますね。
自分は、美人(イケメン)で、頭もよく、気が利いて、しかも、心優しい人物でいたい。まさか、自分が、醜く、バカで、気が利かず、残忍な人物である、とは思いたくないものです。しかし、人間には、この両面がある方が普通であって、肝心なのは、そのバランス、ないしは、その場その場で、自由に選択が出来ることでしょう。
ケダモノ、それが≪本当の自分≫に気付けるか否かの、要石です。
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