自分を確かにさせたいのに、それが叶わないとき、悪い良心が生じます。まさに今の日本がそれです。ですから、人を人とも思わない、人に対して平気でウソを言う、戦争するのに、「平和」というような、個人や組織が、溢れかえっているんですね。
Young Man Luther 『青年ルター』p195の第4パラグラフから。
私どもは、悪い良心という、不気味かもしれない、この世の果てを、ルターの仕事の、お決まりの場だとして受け止めなくてはなりません。もしそれができれば、ルターが用いた道具は、ルネッサンスのものであったことも分かります。ルネッサンスの道具とは、原点に熱心に戻ること、断固とした人間中心主義(もし、キリスト中心であっても)、それから、自分の天才、職人気質、すなわち、土地の言葉の肯定です。
この意味では、今もルネッサンスの道具は実に役に立つ道具です。
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