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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第16章。「自分の体の中に留まるようになること:ヨガ」です。p.267,ブランクから。12月4日の続き。重度の発達トラウマ障害DTDのアニーのお話しの後です。
身体が何も感じない・自分が生きている感じがしない
情けない記憶を心に収める方法の一つは,筋肉の緊張やまとまらない感じが,影響があるいろんな身体の部位に残る感じです。その身体の部位は,事故にあった人の場合,頭や背中や手足ですし,性的虐待をされた人の場合は,女性器やお尻です。トラウマを負わされた,たくさんの人の人生は,不快な身体感覚にバランスを取り戻し,普通になろうとすることを中心に回ります。私が臨床して関わったほとんどの人は,身体が何も感じなくなる専門家・自分が生きている感じがしない専門家です。彼らは,デブか,ガリガリか,運動中毒か,仕事中毒かです。トラウマを負わされた人の,少なくても半分は,これらの耐えられない体内感覚を,薬かお酒でゴマカソウとしますね。身体が何も感じないことの正反対が,刺激を求めることです。リストカットなどして,身体が何も感じないことをなくそうとするひともあれば,バンジージャンプをしたり,援助交際みたいに危険なことをしようとする人もありますね。こういったやり方は,自分をコントロールする間違った方法,矛盾した方法です。
運動中毒に仕事中毒,薬物依存にアルコール依存症,リストカットに援助交際,日本ではやるものでしょ。これに,企業不正・学校不正に猟奇的・暴力事件を加えたら,まさに日本の社会病理そのものでしょ。
日本の子どもから大人まで,その多くが,発達トラウマ障害DTDが疑われる所以です。
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