エルサレムのアイヒマン今日、Amazonから『エルサレムのアイヒマン』Eichmann in Jerusalem が届きました。『人間の条件』The Human Condition...
発達トラウマがありますと、自己評価はおしなべて低い。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.239から。
しかし、私どもの患者が語る物語を聴いても、失業した後、彼女がなぜダメになったのかはわかりませんでした。ですから、私は、「五歳の少女が、『あなたの脳は病気だ』と言われることって、どういうことなのかしらね?」と尋ねました。その問いのよって、その女性は自分自身を内省するきっかけになったのは、その問いに対しての答えを持ち合わせていなかったからでした。抑えたトーンの声で、その女性が話してくれたのは、「私の診断が最悪なのは、その後、お父さんは、私になんの治療もしてくれなかったことよ」ということでした。「お父さんは、私を知恵おくれみたいに見たのよ」。「誰も私の味方になってくれないから、基本的に自分のことは自分でやらなくっちゃならなかったわ」ということでした。
この話から、性的虐待はともかく、ネグレクトはありそうですね。必要な治療しないのは、心理的虐待になるばかりではなくて、身体的虐待かもしれません。この女性も自分の物語を語り出して、自分の症状の背景について、自分でも気づくようになるのでしょうか?
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