エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉:ἄνθρωπος,アンスローポス,人間

2017-04-10 09:54:21 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
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 今朝の聖書の言葉はἄνθρωπος,アンソローポス,人間です。

 人類学のことを,antholopologyアンソロポロジーといいますが,それも,ἄνθρωποςが語源です。このἄνθρωποςには,「人間の持つ弱さと不完全さ,そのあらゆる性質を内包する存在」という含みがあるみたい。

 ἄνθρωποςは,『新約聖書』の初めに出てくるイエス・キリスト物語「マタイによる福音書」の第4章にあります。

荒野の試み

4章 1そこでイエスは荒野へと霊に導かれた。悪魔に試みられるためであった。2四十日四十夜断食し、ついに飢えられた。3試みるものが彼に近づいていった、「もし神の子なら、これらの石にパンになれといいなさい」と。4答えていわれた、「聖書にいわく、『パンだけでは生きるのではなく、神の口から出るすべてのことばによる』と」。

 人は,「腹が減っては戦ができない」のですから,ご飯やパンが必要です。

 でも,それだけではありません。

 人は弱くて不完全な存在だからこそ,聖書の言葉が「本当か,どうか」を試すために,聖書の「言葉」に留まって,人品を磨き,希望を抱きつづけることが,何にもまして大事になります。

 あたなも,ご自分を大切にして,今日も生きてくださいね。

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