今朝の聖書の言葉はἄνθρωπος,アンソローポス,人間です。
人類学のことを,antholopologyアンソロポロジーといいますが,それも,ἄνθρωποςが語源です。このἄνθρωποςには,「人間の持つ弱さと不完全さ,そのあらゆる性質を内包する存在」という含みがあるみたい。
ἄνθρωποςは,『新約聖書』の初めに出てくるイエス・キリスト物語「マタイによる福音書」の第4章にあります。
「荒野の試み
4章 1そこでイエスは荒野へと霊に導かれた。悪魔に試みられるためであった。2四十日四十夜断食し、ついに飢えられた。3試みるものが彼に近づいていった、「もし神の子なら、これらの石にパンになれといいなさい」と。4答えていわれた、「聖書にいわく、『パンだけで人は生きるのではなく、神の口から出るすべてのことばによる』と」。」
人は,「腹が減っては戦ができない」のですから,ご飯やパンが必要です。
でも,それだけではありません。
人は弱くて不完全な存在だからこそ,聖書の言葉が「本当か,どうか」を試すために,聖書の「言葉」に留まって,人品を磨き,希望を抱きつづけることが,何にもまして大事になります。
あたなも,ご自分を大切にして,今日も生きてくださいね。
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