発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.4,3行目から。
私どもの課題です。過去に負わされたトラウマの残りかすに対するコントロールをどのようにしたら,人々は手に入れることができるのか? そして,再び自分自身の船の船長に戻れるのか? ということです。話すこと,理解すること,人との繋がりも助けになります。薬も,過剰な警報システムを和らげてくれます。しかし,過去のインプリンティングが変化を起こすのは,ダメダァという感じ,激しい怒り,トラウマの一部である気分の落ち込みを直接乗り越える体感を実感することで初めて可能になるし,その時初めて,人は自分を取り戻すことができる,ということも分かるようになることでしょう。私は,これが一番というような治療法は持ちあわせていませんし,万能な治療法が在る訳ではありません。そういうやり方ではなくて,私は,この本でご紹介した全ての治療を使ってんですからね。その治療法はどれをやっても,トラウマ体験と言う根っこから人は変わることができています。どの治療法を選ぶのかは,クライアントひとりびとりの課題次第,性格次第なんです。
素晴らしいですね。真理の光,とはまさにこのことですね。
セラピーの神髄,ズバリ。
センター・クライアント,ズバリ。
理屈・理論ではなく,実感が大切なことも,ズバリ。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもは,ダメダァという感じ,激しい怒り,トラウマの一部である気分の落ち込みを,何とかコントロールする方法はないか,いつも私に訊いてきますから。
でも,気持ちを直接コントロールする方法はないんですね。
ですから,マインドフルネスをやったり,その子が好きなことを共有したりするようにしてんです。気持ちを直接コントロールする代わりに,おだやかな気持ち,陽気で楽しい気持ちになってもらう訳です。
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