「アヴェロンの野生児」みたいトイレの神様から、無垢な自分が生まれる ウンコやオシッコでさえ、光になる。そんなこと、ホントにあるの? Young Man Luther 『青年......
昨日,6.13, 2017,福知山線脱線事故で107人も殺された一件で,JR西日本の歴代三社長に,無罪判決でしたね(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170613/k10011016061000.html)。
私は,司法の腐敗がまたでたなぁ,と憤りを感じましたね。
その事故を覚えている人は多いと思います。電車がマンションの一階の駐車場に突っ込んで,ペシャンコになる事故でしたしね。「平成17年4月、兵庫県尼崎市のJR福知山線で、カーブにさしかかった快速電車が脱線してマンションに激突し、乗客など107人が死亡し、562人がけがをしました。」と,ニュースは伝えています。
3社長とは「JR西日本の歴代の社長の井手正敬元相談役(82)と南谷昌二郎元会長(75)、垣内剛元社長(73)の3人は、検察の捜査の結果、不起訴になりましたが、検察審査会の議決によって業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されました。」つまり,検察が起訴しないものだから,市民の手でようやく嫌疑ありということになって,起訴したものでした。
ところが,「最高裁判所第2小法廷の山本庸幸裁判長は「事故の前は、法律上、ATSの整備は義務ではなかったうえ、整備の判断は鉄道本部長に委ねられていて、3人が危険性に関する情報に接する機会は乏しかった」と指摘しました。そのうえで、「JR西日本の管内に2000か所以上ある同じようなカーブの中から今回の場所の危険性が高いと認識できたとは認められず、ATSの整備を指示する義務があったとはいえない」として、上告を退ける決定を出しました。
107人が亡くなり、JR史上最悪となった事故は、歴代の社長の刑事責任を問えないという判断が確定することになりました。」
最高裁は,JRは無責任でオッケー,というわけです。
JR西日本も,「日勤教育」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%8B%A4%E6%95%99%E8%82%B2)という,組織的イジメによって,運転士を締め上げ,遅れが起こらないように,組織的管理をしていたことが,スピード違反につながったんです。それに,ATMも設置しない不作為,107人殺人をしておきながら,企業の責任者の無責任を放置するのは,法治国家ではないと思います。罪刑法定主義ですから,法律にない罪は,刑罰の対象にならない原則があります。しかし,2000の危険箇所のすべてにATSは即刻つけるべきだったのですから,それを怠ったとあれば,業務上過失致傷に問えます。山本庸幸判事は,最高裁に行くまでに,良心をどぶに捨ててきたと私は考えますね。その仕組みは,瀬木比呂志,元最高裁判事の『絶望の裁判所』,『ニッポンの裁判所』をご参照ください。
司法は,行政と企業の下僕になり下がって,その独立性,分立制が,侵されています。司法を市民の手に取り戻すためには,裁判官が,独立性を保てるように,裁判官人事を独立性の高いもの,裁判官人事は市民が決めるものにしていかなくてはなりません。
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