エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

宗教改革者マルティン・ルターが生まれた瞬間

2015-05-22 07:52:43 | アイデンティティの根源

 

 ルターの魂の嵐とは、何なのでしょうね。

 Young Man Luther 『青年ルター』p202の9行目途中から。

 

 

 

 

 

ルターが「詩編講義」の中で、「詩編」の聖句、in iustitia tua libera me〔あなたの義をもって、わたしを助けて下さい。「詩編」第31篇2節の関根正雄訳]を「仕事で」解釈すると言う、自分の講義をする仕事に直面したとき、ルターはこの仕事のおかげで、きわめて個人的な決断を迫られることになりました。それは雷に打たれるような衝撃であって、ルターは最も重大な衝動に目覚めました。それはそれは、ルターが自分の人生の中で、戦慄を覚えずに思い返すことができないことでした。

 

 

 

 

 

 何気ない日常に聖書の授業が、ルターの人生の分岐点になったのでした。それはマルティンが、宗教改革者マルティン・ルターになった瞬間でした。

 

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