エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

セラピーが、一番うまくいったとき

2015-12-15 01:36:09 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 岩手山、遠望

 

 
やっぱり大事な≪やり取り≫
  ≪やり取り≫ほど大事なものはないことが、よく分かります。 p231下から7行目途中から。    ...
 

 大きなお世話だったかもしれませんけれども、「果たして、私は『自分の人生の主人公だぁ』と実感して生きてるかなぁ?」と、問いながら、生きてます? その問いを毎日の問いとして生きられたら、素晴らしい! と私は考えてるですね。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.220の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 翻って、1893年、ピエール・ジャネは、最初の発達トラウマの研究者ですけれども、「『やったぁ』と感じる悦び」について書いています。私がいつもこの悦びに気付くのは、私が感覚運動セラピーをやる時と、身体を感じるセラピーをやる時です。クライアントがギョッとしたり、逃げ出したりする時に感じていることを、身体で経験出来れば、クライアントはリラックスして、笑顔になり、「やったぁ」(あるいは「出来たぁ」)という感じになりますもんね。

 

 

 

 

 

 うまくいったセラピーの典型です。「やったぁ」と子どもが言いますもん。「出来たぁ」という顔に、子どもがなりますもん。

 それは、イエス・キリスト自身が十字架で、「テテレスタイ」=「出来たぁ」、と言ったのと、全く同じです。

 


 

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