サリヴァン先生によれば、人を大事にすることは、共働すること。
p87の3行目から。
フロイトの、人を大事にする概念が、19世紀資本主義の言葉で、家父長的な男性が経験することを記述するものであるように、サリヴァン先生の記述は、20世紀の自己疎外された、市場で取引する人間が経験することに触れています。共通する関心を持ち、敵対的で、未知の世界に反対する、2人の人の「二重の自己中心」を描いたものです。実際に、サリヴァン先生の親しみの定義は、原理的に、共働している仲間の気持ちに妥当しますし、その共働では、みんなが、共通する目標を追いかける時に、他者が口にしたニーズに対して自分の行動を合わせることでしたね(サリヴァン先生がここで、「口にした」ニーズについて語るのは、少なくともその一人が、人を大事にすることについた語るのは、2人の間にある「口に出さない」ニーズに応えることを意味する時だ、ということです)。
やはり、人を大事にすることは、以心伝心、阿吽の呼吸が可能な場合の関係です。
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