エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

強い恵み! 間違っても、いいよ。 にもかかわらず、大事にします。

2016-08-13 01:54:09 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
人生が始まるのは、40になってから  ?
  無意識の猛毒にやられること、無意識の虜になることが怖いのは、それに気が付かないこと。いわば、顔が真っ黒の汚れているのに、ニコニコ笑って愛想を振りまいているようなもの。心......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども思春期になると、なかなかお友達ができないで悩むケースが実に多いんですね。それがまさか、赤ちゃんの頃に母親からネグレクトを喰らっているからだと気付ける人は皆無に近いわけですね。ですからね、そのことをハッキリと言葉にすることが、たとえ苦しいことであっても、強い恵みになるんです。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.145の第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 人間にとって、人との最初のやり取りが始まるのは、親子の絆であるのか普通でしょ。その子どもは人と関わる時に、人とどのように変わるのかを学びますけれども、人と関わる時には、そのルールには見通しがあり、分かりやすいもの、ということも学ぶものですよ。もし、子どもがどうすればいいのか分からなければ、その親が子どもに教えます。もし子どもが間違ったことを言ってたら、親が子どもを正します。その繰り返し。間違いがあることは織り込み済み、間違ってもすぐに繰り返し許してもらえます。そのためには、とてつもない根気強さが必要です。フォスター養母のピーさんのお陰で、私も思い出しましたよ。赤ちゃんは泣いて、お乳を吐き出して、「ごちゃごちゃにする」けれども、皆さんは先刻ご承知で、そんな赤ちゃんを、にもかかわらず、大事にしますでしょ

 

 

 

 

 

 強い恵み。

 恵みに値しないのに、恵まれる恵み

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 子ども等に、脳や身体のこと... | トップ |  インターメッツォ: 次の一... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿